2012年6月5日火曜日

「代表メンバー」

サッカーワールドカップ、アジア最終予選が始まりました。
先日のオマーン戦では6万人超のホームサポーターを従えたザックJAPANが
無事3-0で勝ってホッとましたね。
個人的には香川真司選手のゴールも見たかったです。

しかし、よくよく考えると次回のWカップ・ブラジル大会は
2014年の6月に開催される予定で、最終予選も長丁場です。

何しろ2年先のことで、その間若い選手が彗星のごとく現れるかもしれません。

過去には予選で活躍したスター選手が
本大会前に代表から外されることもありました。

次々に若くて能力のある選手が出てきますから、
今の代表選手も結果を出すプレッシャーと戦う、厳しい世界にいます。

“絶対に負けられない戦い”は代表チーム内にも存在しているのです。

一方企業において、中間管理職も
上と下とのサンドイッチマンと言われる厳しい立場です。

経営側は組織の持続的成長を図り、若い人にチャンスを与えるものですから、
中間層は安穏としていられません。

どんな組織にいても最前列は定員があり、
ある意味代表チームの選考があります。

真剣勝負のスポーツが年功序列ではない100%実力評価、結果が
全ての世界であるように、
成長が鈍化した組織でもピラミッドで上部に勝ち上っていくには
相当の努力が必要ということでしょう。

しかし、独立して組織や階層と関係ない個人のスペシャリストの道を選んだり、
組織がまだ出来ていない発展途上の企業でポジションを得るなど、
視点を変えれば消耗する社内競争から解放される可能性はあります。
それも考え方次第ですね。

さて、例年のことですが6月に入ると会計士資格者・税理士資格者ともに
転職相談登録が非常に多くなりますが、
転職相談をさせていただいて感じるのは、
若い方はそれぞれ皆さん志向が似ています。

同じ環境で仕事をしてきているので当然なのですが、
周りの人と同じ志向だと、また競争にさらされることになります。

転職成功は、前職において“ぶら下がり社員”ではなかったと
証明する必要があります。

少なくとも組織で長く働いて行こうとするならば、
転職後も何らかの競争は避けられませんから、
自分の特徴や専門性をアピールして、組織の代表メンバーに選ばれるように、
しっかり準備して全力でぶつかっていくしかないのです。


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